2017年6月11日日曜日

The Gentle Art of Asking for Finding a Core Belief

ワークショップでの図解

同志社女子大学現代社会学部 日下菜穂子先生の研究室が主催したワークショップに参加しました。当初は見学のつもりでしたが、想定通りファシリテーター側に巻き込まれ、楽しい時間を過ごすことができました。午後から始まるワークショップの打ち合わせに午前中から入り、表現活動を盛り込むことを提案して、前日までの計画から大幅にプログラムが変更になりました。


上図は、午前中の打ち合わせを踏まえて、ワークショップ全体の構成を説明した資料に、リアルタイムに活動内容を書き足していったノートです。
ワークショップの振り返りのタイミングでスクリーンに映して、参加者全員でプロセスを確認しました。

ワークショップ終了後、自分の担当したSession1のパートを、振り返りながら図解したのが、下の図です。


上田信行先生のワークショップデザイン手法が、自分の体に染み込んでいるのがわかり、驚きです。

2017年5月7日日曜日

第1回 X-Design Forumにてワークショップ

今回のメインテーマ、「スタートアップ」について考えるワークショップを、10時から12時の2時間という短い時間で体験するワークショップを開催しました。
その資料を公開します。

ワークショップは、このようなプロセスで進めていきました。

表現のヒントとして、このようなフレムワークを紹介しました。

左の図は『実行したくてたまらない目標をつくる(博報堂HOW、日本経済新聞出版社、2011)』を参考にしています。

また、自分の思いを絵で表現するためのヒントとして、このような視点も共有しました。
アドバイスのポイントは、
・絵を描き慣れている人は、「場面を描きましょう」
・絵は苦手でも、図で勝負できますよ
という2点です。

※多色の筆ペンを手に入れたので、着彩に使ってみました。
ちょっと色々使いすぎだね。

2017年5月3日水曜日

久々のスケッチサイクリング

スケッチサイクリングは、公立はこだて未来大学やってみてわかるラボの恒例行事。昨年はサボってしまったので、2年ぶりに開催しました。


その移動ルートを図解しました。

2012年11月3日土曜日

「どうしたら・・・?」という問い

bootcamp bootleg p-26

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Method : "How Might We" Questions
「どうやって・・・?」という問い

なぜ 「どうやって・・・?」という問いをつくるの?

「どうやって・・・?HMW」という問いは、ブレストを始めるための短い問いだ。HMWは観念化ideationのための種として、自分の視点の記述やデザイン原則から離れることになる。解決策の幅広さがあり、チームがある有益な境界を持てるような充分に広い種をつくり出せ。例えば、とても狭い「どうしたらこぼさずにアイスクリームをたべられるコーンを作れるか?」ととても広い「どうしたらデザートをデザインし直せるか?」の間に、「どうしたらより持ち運びやすいアイスクリームをデザインし直せるか?」という適切な範囲があるだろう。注意すべき点は、適切な範囲の種seedはプロジェクトごとでも、自分のプロジェクトの活動の中でどれくらい進行しているかによっても、様々であるということだ。

「どうやって・・・?」という問いをどうつくるの?

自分の視点POVあるいは課題の記述から始めなさい。大きな挑戦をより小さな実行可能な断片にバラせ。「どうしたら・・・?」という文を完成させる課題文の側面を探せ。解決策のブレストの前にHMWの問いをブレストすることは有効だ。例として、次のPOVと結果としてのHMWの記述を参考に。

 ◎1.どうやってリサイクルの山の大きさを減らすか?
  2.どうやって夫が大きな山について好感を持つようにできるか?
  3.どうやって家中の山をまとめるのに巻き込まれる作業量を減らすか?
 ◎4.どうやって溢れているリサイクル瓶を排除するか?
  5.どうやって夫にゲームのように感じさせるか?
  6.どうやって夫が働き過ぎでないと感じるようにするか?
 ◎7.どうやってリサイクル品をごみでないと感じるようにするか?


2012年11月2日金曜日

デザインの原則

bootcamp bootleg p-25

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Method : Design Principles
デザインの原則

なぜ デザインの原則を使う?

デザインの原則とは、特定の解決策に頼らずにデザイン的な挑戦に解を与える方策だ。あなたは、デザイナーとして、ニーズやインサイトのような、あなたの発見をデザインのための指示に転換する、これらの原則を互いに関連づけなさい。これらの原則はあなたに、抽象的だが実行可能な、解決策への指針を獲得するための型を提供し、あなたのデザインの意図を他者に伝える。

デザイン原則をどう使う?

命令型の言い回しを用いて、声明statementsのリストを開発しなさい。それは、成功するデザイン解決策を生み出すために必須の指針の要点を述べるものである。それらの指針はあなたのデザイン(対象)空間とユーザについてのあなたの理解を精製するはずだ。これは、それが解明すべき意味ある挑戦であるとあなたが定義し、あなたの共感段階での働きに基づいているもので、その成功を成し遂げるために何が必要か要点をまとめるためのデザインの原則を生み出す。
あなたはいくつもの方法でデザイン原則を開発する。あなたが発見したユーザ中心のニーズやインサイトに焦点を当て続けているかぎり、あなたは、ユーザよりも解決策のことばからの気づきを明言することによって、自分の視点、ニーズ、インサイトを、デザイン原則に変換することができる。例えば、ユーザの「贈り物をつくる手助けになると感じる必要性(ニーズ)」は、解決策が「最終的な贈り物の成果をつくり出すのにユーザを必然的に含める」べきであるというデザイン指示になるべきだ。あなたはまた、あなたとユーザが無理矢理に発見した潜在的な解決策からデザインの原則を取り消すことができる。解決策のどの面がユーザに響き、これらの面がデザイン原則として抽出され形づくられるべきか、自分に問いかけろ。

デザインの原則は、ある特定の解決策に頼ることを避けるべきだ。すなわち、役に立つ指針は特定の解決策にとらわれない。しかし、それはあなたがデザイン原則を開発する手助けとなる広い解決策の文脈を見極めるのに役立つ。例えば、あなたが自分が現実空間をデザインしているということを知っていれば、それはあなたの原則をどう文言にするか理解する手助けとなる。別の事例では、あなたは贈り物をつくり出そうとしていると解っていても、それが実体を持ったものか、ディジタルか、経験的なものかどうかは解らないかもしれない。それでも、その文脈からあなたは「最終成果をつくり出すのにギフトを提供する側を巻き込む」前述のとおりの意味のある原則をことばで表現できるだろう。

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このページに添えられている図は、この本文と応いう関係があるんだろう?

2012年10月16日火曜日

方法:何?どう?なぜ? What? | How? | Why?

bootcamp bootleg p-6

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Method : What? | How? | Why?
何?どう?なぜ?

なぜ「何?どう?なぜ?」をつかう?

観察モードの間、「何?どう?なぜ?」はあなたがより深いレベルの観察を進めるのを手助けする道具となる。この単純な足場はあなたが個々の状況について出来事の具体的な観察から、あなたが観察しているこの活動の状況の中でより抽象的で潜在的な感情や動機へと動かしてくれる。これはあなたのチームがフィールドで撮った写真を分析するときの影響力にとって、特に力強い技法だ。それは目的を統合するためであり、チームをニーズ発見のための未来の領域導くためでもある。

どうやって「何?どう?なぜ?」をつかう?

組み立て:シートを3つの欄に分割せよ;「何?」「どう?」そして「なぜ?」
具体的な観察から始める:あなたが観察している人が特定の状況であるいは撮影された写真の中で、何をしているか?形容詞と関連する説明でまとめられた叙景的なフレーズを使え。
理解する過程に移動:あなたが観察しているそのひとはその行動をどのようにしているか?それは努力が必要?彼らは急かされている様に見える?苦しそう?活動や状況はユーザの状況に肯定的あるいは否定的に影響を与えている?再び、ここでも可能な限りたくさんの説明的なフレーズを使え。
解釈の段階に進む:なぜあなたが観察しているそのひとはその行為をしているのか、また個別の方法でそれをを行っているとしたらそれはなぜか?このステップは通常あなたが積極性と感情に関して洗練された推測を造り出すことを要求とする。意味をあなたが観察してきた状況の中に投影するために、解釈の危険を冒せ。このステップはあなたがユーザとともに試すべき前提を明らかにするだろう。そしてしばしばある独特の状況についての思いもよらない認識をあらわにする。

2012年10月13日土曜日

方法:初心者のモノの見かたを身につけろ

bootcamp bootleg p-6

bootcamp bootleg ここからは手法編です。

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Method : Assume a Beginner’s Mindset
初心者のモノの見かたを身につけろ

なぜ 初心者のモノの見かたを身につける?

我々は誰もが自分の経験、理解、専門知識を自分の中に備えている。あなた自身のこれらの側面は、デザイン的挑戦に用いるための信じられない程の価値ある財産だ。しかし、しかるべき時に意図を持って用いるべきだ。あなたの仮定は勘違いかもしれないし、固定観念かもしれない。また、あなたが築けるはずの現実的な共感の総量を限定する可能性もある。こうした先入観を脇に追いやるための初心者のモノの見かたを身につけろ。新たにデザインへの挑戦に取りかかるために。


どうやって 初心者のモノの見かたを身につける?

判断するな。ユーザの活動、状況、決定、「関心」などによる価値判断の影響なしに公正にユーザを観察し、交流せよ。
全てを疑え。あなたが既に理解していると自分で思っている事柄でさえ(特に)疑え。ユーザがどのように世界を理解しているかについて学ぶために問いを投げかけろ。4歳の子が全てについてどのように「なぜ?」と聞くのかについて考えろ。ある「なぜ」についての答えを次の「なぜ」をもって求めろ。
本当に好奇心旺盛でいろ。驚きと好奇心の態度を身につける努力を。特に親しみやすくみえる状況、居心地が悪くみえる状況、いずれの場合でも。
パターンを見つけろ。ユーザとのやり取りの中で浮かび上がる、興味深い脈絡や主題を探せ。
よく聞け本当に。予定案をなくし、その場面を自分の心の中に浸透させよ。ユーザがあなたに言ったことやその言い方を、あなたが次に何を言おうかを考えること無しに、吸収しなさい。